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【松戸ガールズケイリンF】真生 逃げ切りビッグ初V

 逃げ切りを決めたウイニングランで何度もガッツポーズ。初のビッグレースVの喜びをファンと分かち合った。

 「いつか逃げ切りで優勝できればいいと思っていました。自分らしい勝ち方で良かったです」

 レースは前を取った当銘に迎え入れられる形で先頭に。これは理想のポジションだったと振り返る。打鐘過ぎに山原が仕掛けて来たのに合わせるように先頭の位置から突っ張る。「見えてから1回踏んで、自分のペースに入れて最後に踏み直すことができました」と会心の先行だった。直前に久留米のバンクが使えず、松戸と同じ33バンクの奈良で練習できたことも成果になったと話す。

 ガールズ全体がスピードアップする中で「大きなところを先行で勝つのはなかなか厳しくなっています」と感じる中でのVは大きな自信につながる。また今まで勝てなかった姉弟子の児玉、小林優に勝てたのも大きい。

 次の目標はもちろんGⅠVを決めてのガールズグランプリ出場だ。持ち味の先行力をさらにスケールアップさせて、実力伯仲するガールズ戦線の主役になる。

 ◇尾方 真生(おがた・まお)1999年(平11)5月7日生まれ、熊本県球磨郡多良木町出身の25歳。九州学院高卒。通算成績は357戦257勝。通算取得賞金は7737万円。主な優勝はガールズケイリンフェスティバル(24年)。1㍍60、65㌔。血液型O。

 ◆次走 優勝した尾方真生は武雄FⅡ(22~24日)、2着の小林優香は小松島FⅡ(23~25日)、3着の当銘直美は大垣FⅡ(8月9~11日)。

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